今年の小屋開けは、近年に無い悪天候でした。
初っ端から、ヘリの荷上げ中止に伴い、想定外の歩きでの入山と成り、雨の中の山行が途中から雷雨、あられ、などの最悪の天気に見舞われました。
小屋内部の様子は、想像を絶する位の風が吹いてたのか、防雪枠が吹き飛び、サッシの窓ガラスが破れ、雨が浸み込んで、一部濡れてる所が有りました。
小屋の周りの残雪は少なく、小屋直前の雪の壁も今年は有りません。
折立からのルートは、三角点までは殆ど雪は無く、五光岩辺りから太郎平までが、若干雪道歩きです。
所どころに、赤い布を巻き付けた、竹竿が道標として立ててあります。
又、薬師峠から、薬師平までは、例年の通り、べったり残雪です。
ステップが切って、歩き安くしてありますが、アイゼン装着をお勧めします。
薬師平のケルンはしっかり出ています。
そこから当山荘までは、稜線目指して残雪を登り切るのみです。
天候の急変に充分注意をして、無理の無い行動をとって下さい。
[参考まで]
折立から登り始めて、ずっと虫だらけでした。
払っても払っても、顔や、身体全体に寄って来ます。そして刺します。
ネット付の帽子や、虫よけスプレー(?)、又は、長袖をお勧めします。
(虫よけスプレーは、効果がイマイチでした)
シーズン初めからパッとしない天気の報告は、気が進みませんが、小屋の者は、正しい情報提供をする義務が有ります。
と言う訳で、今シーズンも薬師岳直下の薬師岳山荘から現地情報をこのHPから発信して行きます。
皆さんの山行に、役立てて頂ければ幸いです。
あしたは、待ちに待った山開きです。
どうか晴れる様にと、祈るばかりです。
意気揚々と準備。ルンルン(^^)
唖然としてる小屋のスタッフ達。帰る準備してるヘリ‥
アラレちゃん休憩場所、健在
ミズバショウが咲き始めてました。
小屋に光を!
この日の朝を逃したら、荷上げは無かった。ホッ!
小屋開けの荷上げに、冷や冷やした年は珍しい(-_-;)
何はともあれ無事小屋開けと荷上げが完了しました。
ヘリ会社と食材の業者関係の皆さん。及び、小屋開けを手伝って頂いた、スタッフの皆さん、有難う御座いました。
2014.6.14 薬師岳が開山します。
そして薬師の山開きに合わせ、当山荘は営業致します。
真夏日の続く下界を離れ、紺碧の空と、白く輝く残雪のコントラストを楽しみながら、心地良い薬師の涼風を感じに来ませんか。
さぁ、夏山シーズンの幕開けです。
今年は何処の山に行こうか・・
今年もあの山に行こうかな・・
あるいは、
さぁ、今年から山を始めるぞ・・ 山一年生!
いろんな思いを持って、今シーズンの山計画を練って下さい。
計画の一部に、薬師岳が入る事を密かに願ってる抜け目のない女将でした (^^)
6月10日の小屋開け、小屋入りを目前に控え、慌ただしく準備をしています。
ただでさえ、ぎりぎりに成らないと腰を上げないワタクシですが、今回は特に重い腰上げなんです。
オフの間に付いたお肉がなかなか持ち上がらなくて、こんな切羽詰ってからの準備となった訳です。
準備と言っても、身の回りの物は小屋に常備してあるので、私が担当する生鮮食料品位な物で、結局、出発間際の新鮮なものと言う事で、こんなに呑気なんです。
荷上げで毎年思う事が有ります。
下で(自宅で)使わなくなったキッチン用品や、日常品、はたまた洋服など、捨てるのが勿体無いから小屋で使いましょ! なんて、
小屋に対して失礼です。
下で間に合わないものは、上でもなおさらの事、間に合わないのです。又、洋服も、下で嫌になった変なものは小屋でも着れません。
小屋での生活スタイルは下以上に気合を入れてきちんとし、不便さを少しでも感じさせない様に努力しないと、お客さんに失礼です。
小屋=3K に成らない様に、スッタフ一同努力しないといけませんネ。
なぁ~んて、御託を並べてないで、とっとと準備なさい!
ファーイ (^_-)
こんな時にバラ園? みたいな‥
さぁ、明日から買い出し、買い出し!!
”梅雨入りが例年より早いのに、明けは例年に比べ、遅くなりそうです。”
と、気象予報士のおねえさんが言ってました。
何でもエルニーニョが絡んでくるらしいんです。
そんな馬鹿な、早く入ったものは早く出て行って欲しいです。それが常識って言うもの!
ゲリラ豪雨とか、土砂災害とか、大雨警報だとかは、特に私達ヤマやにとって、御法度極まる気象用語です。
暑さに耐えきれず、自然のエアコンを求め、山にでも登ろうと言う人達の、節電にもつながるエコ生活推進運動を応援するためにも、梅雨入りが早い分、早く明けて欲しいです。
が、自然相手じゃ太刀打ちできません。祈るだけです。
しとしと、バシャバシャ、ザァーザァー、ジメジメ‥
鬱陶しい季節に突入です。
トップページの堀井夫婦の写真を刷新しました。
この写真を見た人が、”どこのお城?”と、石垣しか映って無いので不思議に思いますよね。
写真の背景の石垣が皆さんの想像をかき立て、松本城? 金沢城? いやいや地元の富山城だろう‥などなど、いろんなお城の名前が挙がっていました。
正解は、熊本城です。
昨年の11月に九州の旅先で撮った写真ですが、人物を主体にして編集をやった所、天守閣部分が全て隠れた次第です。
せっかくの本丸が映し出せなくて、名城をバックにした意味が有りませんね。
でもこの石垣が又立派でした。
そう言えば、夫の友人で、石垣だけの写真を見て、熊本城を当てた方がいました。すごい!
ホントはこんな写真でした。
記念写真の本来の姿
今シーズンは、この老夫婦に、二代目若修業が加わります。
どうぞ宜しくお引き立てのほどを。