11月初っ端の三連休は雨で始まり、冴えない休日が続きそうです。
久々に聞いた連休の嘆きです。
「10月の連休も全滅だったけど、今この連休も又雨続きで、良い事無いっちゃ・・」って、
この時期まだ小屋営業している、知人のボヤキでした。
”そうとも、そうとも。よ~く分かりますとも。”
他人事ならぬ嘆きに、心より御同情いたします。
県内各地の催事場は、お客さんを確保するのに必死ですが、生憎の雨で出足が悪いのか、町中の駐車場には思いのほか、スムーズに入る事が出来ました。
デパートの〇〇道展に行って来ました。
美味しいものが有り過ぎて目移りし、いろんな匂いが混じり、仕舞いにどれもこれも一緒に思え、くたびれて面倒になり、ラーメンだけ食べて、結局、常設会場のデパ地下弁当を買って帰りました。
「季節限定、期間限定」に、すぐ飛びつく私ですが、このとき限定のたくさんの人は、苦手です。
ゆっくり、静かに、のんびり過ごしたいのは、買い物も、小屋泊まりも同じですね。
仲良し山ガール。カメラも撮影スタイルも、本格的。
のんびりとした、いい時間を過ごしたようです。
美味しさ倍増、間違い無し!
今日で10月は終わり。
小屋閉め、閉山祭・・ あっという間の10月でした。
11月末頃まで時間が有る夫と、次期シーズンまでずーっと時間が有る私は、毎日暇!
ボーっとしてるか、コックリ々居眠りをしてるか、身体に良く無さそうな時間の過ごし方をしている夫と私。
毎日、日記を付けている夫と、天気予報を調べて、明日の予定を立てる私。
二人とも、ボケない様に最低限努力してるつもりです。が、予定通りには行かないし、日記を書くのを忘れるし‥
「長いこと、小屋にいたんだから、旅行にでも行ったらいいのに。」と、言ってくれる人がいっぱいいます。
それはそれで、旅行慣れして居ないので、行き先がなかなか決まらず、仕舞いに面倒くさくなってくる始末。
そんなこんなで、下におりてから「これはやったぞ!」と明らかな達成感は、お客さんの布団シーツ類、上下合わせて50枚以上、洗濯してきれいにした事位ですかね !(^^)!
さぁ、明日から11月。
晩秋の11月は、イベント、行事が目白押し。
いろんな招待状、サービス券、売り出し情報等々目の前にして、お出掛け作戦を練る事にします。
その前に、優先順位を決めなくっちゃ (^_^;)
年間パスポートを利用して、春、秋、のバラを楽しんでます。
氷見は、「山から海を、海から山を・・」の両方を手軽に楽しめます。
私は氷見が好きです。
薔薇あり、魚あり、牛肉あり、銘菓あり、そして勿論、海に浮かぶ立山連峰あり。いいね!
山にいた頃は、晴れた日に山荘から富山湾を眺めてましたが、今日は湾上から立山連峰を眺めて来ました。
放射冷却で冷え込み、雲一つない秋晴れに誘われて、氷見の海に行って来ました。
氷見ブランドは何と言っても「鰤・ぶり」ですが、ブリのシーズンにはちと早すぎて、道の駅に入ってる鮮魚店での威勢の良いブリ売込みの掛け声はまだ聞けませんでした。
「えぇーらっしゃい、らっしゃい、キトキトの鰤だよ、氷見鰤だよ、一本○万円、安いよ!」ってな具合に、お歳暮の時期に目掛けて、活気に満ちた魚河岸の声が彼方此方から聞こえて来ます。
「鰤」も然る事ながら、氷見と言えば、海に浮かぶ立山連峰が有名です。
今日はそれを見るのに持って来いの日和と成り、それも実際海の上から観ようって事で、遊覧船に乗り、実況見分して来ました。
聞きしに勝る絶景でした。ホントに海の上に山がのっていました。
ウミネコが集まるのは出航時だけ。学習してます、海鳥さん達は。
ちなみに乗船運賃は700円。
30分程、ぐるっと周遊しました。お客さんは私達入れて、3人だけでした。
”満員のぎゅうぎゅう詰めで、船がひっくり返ったらどうしよう・・” と、金槌の私の心配は、無駄に終わりました。
海の上にそびえ立つ山々。
こんな名所、なかなか無いですよ、観光客の皆さん(*^^)v
小屋開けから閉めまでの四か月余り、止めていた事が一斉に復活しました。
新聞、クリーニング屋さん、酒屋さん、夫の「学童見守り隊」のボランティアに、私は病院のボランティア・・・
ここで必ず聞く挨拶は「もう小屋終わられたがけぇ・・?」
(富山弁で、もう小屋は終わられましたか・・の意味)
この挨拶の他に、今年はもう一つ、
「薬師は噴火、大丈夫だったけ・・?」でした。
一人一人に挨拶を交わし、無事小屋を終えて来た事を報告した後、世間話にスムーズに入って行く‥って感じで下場での生活のリズムを取り戻します。
夫は早速四ヶ月振りに朝刊を読んでます。そして真っ先に「おくやみ」欄を見ます。
知り合いを見付けた時は、「おぉ~ ○○さんが亡くなっとる」
心当たりの人がいない時は、「あれ、今日は誰もおらんぞ・・」と、当てが外れたように。
傍で聞きながら、何て答えていいのやら、困ってしまう私(-_-;)
以前は「お悔やみ欄」など見向きもしなかったのに、母の死後、気に成り始めたのか、毎日しっかり見る習慣が出来ました。
今月の中ごろから、「おぉ~・・・」とか、「あれ、・・」とか、夫の四ヶ月振りに復活した囁きです。
薬師岳は閉山して今季を終えました。淋しくなりました。
知人からの提供写真。
紅葉の色付きが物足りず、二週続けて有峰に通ったとの事。
秋晴れで最高の撮影日和だった事でしょう。
10月18日(土)~19日(日)に、一泊二日で、太郎小屋に於いて薬師岳閉山祭が執り行われました。
今年の6月半ばに登山者の安全と無事故を願って開山祭が行われ、先日、四か月余りのシーズン終了と感謝の気持ちを薬師如来様に伝えました。
登山口の折立がマイナス1℃と、放射冷却で冷え込み、ピーカンの閉山祭日和と成りました。
閉山祭記念登山に参加した登山者は県内は勿論、北海道や大阪からの人達も居て、快晴の下、錦織りなす落ち葉の絨毯さながらの登山道を踏みしめていました。
約2000m以上の山々は、前日から降り積もった雪が朝日を浴び、白く輝いていました。
台風が18号、19号と立て続けにやって来た10月の三連休。
直撃を恐れ早々に小屋を閉めて、逃げるようにして下山した日から一週間足らずの、このピーカンの閉山祭。
最後の最後までボヤキで終わる私の心の叫び
”あぁ~あ、この日が三連休だったらどんなにか良かっただろうに‥”
三角点での360度大パノラマに、休憩タイムじゃ無くて、撮影タイムに成っていました。
太郎小屋の朝。水晶岳から朝日が昇る。
バリバリに凍った、小屋の前。
如来様を前にあらためて感謝。焼香
雲一つない秋晴れに恵まれ、今年のシーズンを締めくくる閉山祭が終りました。
薬師岳周辺の小屋の内、一番遅くまで営業していた太郎小屋も、10月25日で閉めます。
厳しい冬を乗り越えて、各々来シーズンの小屋開けには、どうか無事な小屋の姿を見せて欲しいものです。