Category Archives: ひとりごと

美味しいお酒の話

2015/05/26

夫の携わっている酒蔵会社の新酒が、今年も金賞の栄誉に輝きました。

発表があった翌日の朝刊に、小さく載っており、見逃しても不思議では無い程の、「お酒は出来るだけ控えめに・・・」とでも言う様に、遠慮がちな小さい記事でした。

 

しかしながら、隅から隅まで読んで、しっかり見てる人はいるんですね。

もしかして、受賞を知っていて探しまくって見付けたのかも知れませんが、ジャンジャン電話や、メールが主人の携帯に入って来るんです。

 

何を隠そう、皆さん飲み仲間。手取り早く言わせて貰えば、皆のんべえ。

 

おめでとう、おめでとう、と言うたくさんのお祝いの言葉は、昨年の春の叙勲以来です。

 

杜氏とまでは行かない迄も、7~8年、地酒造りを手伝い、日中夜共に過ごして造り上げた酒が金賞を貰い、ここいらが潮時なんて事に成るどころか、まだまだ頑張る意欲をむき出し満々の夫でした。

 

ちなみに、この美味しいお酒は、我が山荘にて、オリジナルのラベルで、”純米吟醸 薬師岳”として売店販売しております。

 

お酒の舐めない私が言っても何の説得にも成りませんが、日本酒ブーム再来と謳われつつあるこの頃、きりっと冷やした生酒で、登頂記念の乾杯、又は、頑張った自分への御褒美に、キュッと一杯、如何でしょうか。

 

めでたい、美味しいお酒の話しでした。ういッ~  😆

 

 

中秋の名月鑑賞会。月より団子より、お・さ・け!!

2013、中秋の名月を愛でる会

 

 

 

 

よく行くカフェの話

2015/05/18

カフェのマスターは往往にして無口で”だんまり型”の人が多く、、こだわり淹れのイメージが私には有ります。

 

私達の行き付けのカフェのマスターは、無口とは行かないまでも、だれかれ構わず愛想を振りまく事はありません。

 

しかしながら、お客さんの話し掛けや、問いかけには親切丁寧に答えるマスターで、俗に言う”いちげんさん”でも、御常連さんの中にスーッと溶け込んで行けるような空気を作ってくれます。

 

店内は、以前手掛けておられた和食のお店の雰囲気がそこかしこに残る、和風作りの心落ち着く居心地の良い空間と成っています。

 

今の御時世には珍しい純喫茶で、御夫婦でこじんまりと営んでらっしゃる、自家焙煎の美味しいコーヒーのお店です。

 

奥様の存在が一役買ってまして、マスターのややもすればの”ぶっきら棒”を、女性ならではの心遣いで支えてらっしゃいます。

 

夫婦二人三脚。いつも和やかなお二人。

 

 

私達堀井夫婦も、このカフェ夫妻にあやかりたいと、美味しいコーヒーを飲みに行く度思います。

見習わなくっちゃ(-_-;)

 

先日、マスターの新たな発見をしました。

 

苦いコーヒーを避けて、カフェオレを注文した若いカップルの女性の方に、

「もしかして、コーヒーが苦手でカフェオレですか? もしそうでしたら、苦みが強く無い〇〇ブレンドのカフェオレにしますね」と、さりげなくマスターが・・イイね!

 

あくまでもお客さんが主人公の目線で、目配り、気配り、心配りを心掛けて行きたいと、カフェのマスターからあらためて学ばされました。

 

いい勉強に成った一杯のカフェオレでした。

 

日の出の時間

2015/05/17

薬師岳山荘は薬師岳の山頂に近い稜線上に建っています。

 

プチ自慢に成るかも知れませんが、小屋から山頂まで上り約50分、下り約40分と、往復約1時間30分で行って来れます。

(プチ自慢№1)

 

したがって山頂での御来光登山は、朝御飯前に行って来れます。

文字通りの ”朝飯前”ってとこですね。

 

シーズン中の山小屋日記(ブログ)には、その日のおおよその天気情報を載せておりますが、そう言えば、日の出時間は記録していませんでした。

 

電話予約の際、「その日の御来光は何時でしょうかね?」と、聞かれる事がたまにあります。

おおよそも、だいたいも、たぶんもこぶんも有ったもんじゃ無い。

分からないのです。女将失格です。

 

天気情報と一緒に、日の出時間も書いておけば、昨年のデーターを見て、問い合わせに応えられるかもしれません。

 

そこで今シーズンから、日の出&日没の両時間を、載せようと思っています。

 

 

日の出は山頂で、夕日は小屋で、いちにちの始まりと、終わりを心置きなく満喫して頂ける様、背一杯お手伝いをいたします。

 

 

日の出時間帯の南稜線。小屋の食堂より。

朝日で焼けた東南陵。これを山頂で見たらもっと凄い!きっと(*^^)v

 

 

次は夕日。山荘の何処からでも眺められる。プチ自慢№2

薄墨色の鍬崎山。金銀財宝がどこかに隠れています。佐々成正さんが埋めた軍資金・・・

 

小屋とは全く関係ありませんが、

今朝、「朝陽が眩しすぎて眠れない!」と、ブラインドを閉め忘れた夫に文句を言うと、

「朝陽だと分かったら、起きろよ!」と言われてしまいました。

確かに(-_-;)

小屋主の顔合わせ会での話

2015/05/16

6月に山開きを迎えるにあたって、薬師岳、奥黒部方面の山小屋の打ち合わせ会が有りました。

 

久々に各小屋主の方達と会う事が出来、お互いの健康とシーズン中の小屋の繁栄を願いました。

 

小屋主が揃って顔を合わせる機会は、この様な会議の場所しかないでしょう。

と言う事で、今更ながらに去年の小屋情報を交換したり、最新の残雪情報を仕入れたりと、束の間の再会を命一杯有効に使い切りました。

 

「元気で今年も小屋入りして頑張ろうね」とは言いつつも、

「あと何年小屋に入れるやら・・」とか、

「いやぁ、もうそろそろ下(自宅)に詰めようかと・・」とか、

 

私よりも、云拾歳若いくせに、何と弱気な気持ち(-_-;)

 

でも実際、一年一年入下山が、きつく成って来ているのは確かです。

 

昔は時間を競って小屋入りしたものですが、最近は無理せず、コースタイムも気にせず、”夕方までには着けばいっかぁ・・”ってな具合に。

 

二代目の息子が太郎小屋まで迎えに来てくれる事も有り、荷物を持って行ってくれたりで、気付けば、甘えるばかりの、口ばかりの女将に成りつつあります。

 

山小屋業は、歳いって一番こたえる職業の一つかも。ガンバレ!

 

 

私も若い頃はこんなガッツが有りました。私に似たん?

おかぁん、荷物持ってあげるよ・・ と、途中まで迎えに来てくれる。力強い二代目と静かな夫^_^;

 

今年はなるべく甘えない様にしましょ。夫にも・・

心身共に健康で在ります様に (^.^)

 

 

予約の電話の話

2015/05/15

宿泊予約の電話が多く掛かって来るようになってきた今日この頃。

「ハイ、堀井です。」と応えると、電話の向こうで相手の方が一瞬戸惑われます。そろそろ、

「ハイ、薬師岳山荘の堀井です」と言う受けにしなくてはいけませんね。

 

薬師は初めての人や、ベテラン登山者で遠くから縦走して来る人。職場の行事で今年は薬師と言う人達。

そして多いのは〇〇山の会のグループ登山。もちろん旅行会社主催の登山ツアーも。

ファミリーから友人、単独、団体など、様々な形で御予約を頂いております。

 

中でもリベンジ登山と言う方達のお電話が結構有ります。

 

「昨年、太郎まで来たけど大雨でそっちまで行けなかった・・」とか、

「計画してた日が台風で中止した・・」とか。又残念な事に

「折立まで来たけど、土砂降りで、登るのを断念して帰った・・」などなど、

 

今年は再度チャレンジして、昨年の無念を晴らしたいと言う気持ちが、ヒシヒシと伝わって来るリベンジ予約の電話です。

 

思い起こせば、昨年は確かに雨の日と、台風の多いシーズンでした。

 

リベンジ予約の人達に。

「どうか、今年は良い天気に恵まれて、念願成就の薬師登山と成ります様に…」と。

♬私祈ってます♬