平成29年の新しい年を迎え、深々と雪を被った薬師の峰々を仰ぎながら、そろそろシーズンに向けて心の準備をせねばと思い始めている今日この頃です。
今年は昨年よりも大雪で、薬師方面の残雪も、去年よりはるかに多いだろうと推測しております。
そんな中、立山アルペンルート開通に向けて、二月早々に除雪作業を開始しました。
冬の快晴日に広がる白銀に輝く立山連峰の大パノラマは富山の宝であり、誇り、自慢、県民の心の拠り所です。
大雪は厄介だなと思いますが、それ以上に、美しい真白き名峰の連なりを目の前で見れる幸せを感じている生粋の富山人の私です。
今年は何処の山に登ろうかと迷っていらっしゃる方々、是非、薬師岳に来て見て下さい。
夏まで待てない方は、この時期、冬の晴れ間の大パノラマを是非御堪能されて見られては如何でしょうか。圧巻間違い無し!(^^)!
と言う訳で、ボチボチ開き始めようとしています。
今年もよろしくお願い致します。重ねて、
今シーズンも山好きな皆様に取って、心地良い一年に成る様、祈っております。薬師岳山荘 女将
10月も終わりですが、寒い10月でした。
もう暖房器具のスイッチを入れ始めました。まだ早いとは思いますが、まだ10月なのにとか言ってられない本格的な朝晩の冷え込みなのです。
築30年以上も経ってる自宅より、標高2701mの地点の我が山荘の方がよほど暖かいです。
下では隙間風の家で、雲上は二重サッシの高気密、高断熱の小屋なんです。
こんな寒い時は温泉にゆっくり浸かり、身体を丸ごと温めて、縮こまってる節節をほぐすのが一番と言う訳で、宇奈月の日帰り温泉に行って来ました。
天気は紅葉見物には申し分の無い秋晴れと成り、温泉街は賑わっていました。
新幹線効果の外人さん観光旅行客も多く見られ、宇奈月温泉街の人だかりに驚きました。
閑古鳥が鳴いて無くて良かった。
けど、肝心の温泉は、ゆっくり浸かり、じっくり温まるなんて、とんでも無い甘い考えでした。
温泉街の人だかりの殆どが、日帰り温泉突入の人達だったんです。
日曜日は移動日で、皆帰る日=空いてる日・・と言う様に、雲上の小屋営業と同じつもりで考えていたのが間違いでした。
”湯冷め無しで美肌の湯”の効能も受ける事無く、逆に湯冷めしない内に、早々と帰宅した次第です。
やっぱり、温泉はお泊りでゆっくり、のんびりと時間を過ごしたいものです。
そして湯冷めする暇が無いくらい、下駄をカランコロンと鳴らし、湯めぐりをしてみたい。
小屋閉めを10日に無事終了して、暫く振りに下界に下りてみると、下も寒かった。
約4カ月ぶりの、下界の生活が本格的にスタートしましたが、頭の中と身体が、チグハグして、スムーズな働きが出来ません。
アナログの世界から、一気にデジタル式になって、慣れるのに年々時間がかかり過ぎ(-。-;
焦らず、徐々に慣らしましょう。
と、言う訳で、文化的な下の生活が始まりました。
快晴続きの下界より仰ぎ見る山は、勿論、”名峰薬師岳 ”
眺めて良し、登って良しの、「薬師岳」
いー山です(^o^)/
たくさんのお客さんに、感謝
HP&ブログを見て下さり、感謝
小屋閉めに携わった全ての人に感謝
薬師岳を愛する皆々様に、感謝致します。
薬師岳山荘 女将 堀井よし子
秋雨前線が南下して、待ちに待った夕焼け、小焼けの、ピンク色に染まりました。
薬師岳はもちろん、槍、穂高、黒部五郎岳、御嶽山等等、360度のグランドビューが楽しめました。
雨の中、午後からの天気回復を信じつつ、ひたすら歩き通して来て下さった、今季最後のお客さんは、この眺望に、ようやく報われた事でしょう。
シーズン終了感謝デーに相応しい、お客さんの賑やかな声が響く夕食会となりました。
シーズン通して、薬師岳山荘のブログを見て頂きまして、本当に有難う御座いました。
薬師岳山荘 女将 スタッフ一同
最高の秋晴れだった昨日とは、180度転換の、最悪の天気になっています。
強風と雨の、ダブルピンチで、お客さんも早い内から下山開始でした。
シーズン終了感謝デーを楽しみにされていたお客さんの多くは、この悪天でキャンセルを余儀なくさせられ、本当に残念です。
又、御縁がありましたら、来シーズンの良き日に、薬師岳に是非お越し下さい。
明日9日、最後の営業日が、少しでも、天気が回復する事を願っております。
ちなみに、10日は、晴れのマークが出ております。
晴れてナンボの世界です。
只々、天気回復を祈るばかりです。