携帯の大雨警戒避難情報のアラームが鳴響き、大雨の一日が暮れようとしている薬師です。
有峰林道は全線で朝から通行止めになり、この分では、明日の解除も危ぶまれます。
なんせ、6月いっぴの林道開通から、今季初の通行止めです。
ありがたく無い初物です。
関東甲信の梅雨明けが発表されて、こっちの方も、もうすぐかなと期待してた矢先に、この豪雨です。
梅雨末期のあがきの豪雨なのか、はたまた、梅雨の戻りなのか、極端な降り方が続いています。
もちろん、お客さんゼロ。
先日上がって来た、荷物の整理や、洗濯、シャワーなど、スタッフの骨休めです。
私達も登山者もみんな待っています。
”早く晴れますように” と👀🙏
今日の薬師は台風7号の影響を受け、朝方から暴風が吹き荒れ、夕方頃ようやく風は治まり、強い雨に変わりました。
強風で吹き飛ばされた貯水タンクの水も、又すぐ元通りの満タン状態に成りました。
昨日の荷上げ作業が終わり、今朝一番に上がって来た二代目息子は、強風で飛ばされそうになったと言いながらも、折立から、約3時間半程で小屋入りしました。
さすが我が息子と感心するも、無茶して怪我や事故などに遭ったらどうする、と心配の方が大です。
他人事では有りません。
山の上の稜線では、信じられない位の暴風が吹きます。
くれぐれも、強風を甘く見ないで、慎重に行動しましょう。
と言う訳で、息子が上山して来ました。
登山道の残雪状況ですが、雪はほとんど無いと言う事です。
ましてや、今日一日の風と、雨で、更に消えてる事と思います。
お問い合わせの多い、アイゼンの有無ですが、薬師岳オンリー登山には、アイゼンは不要です。
ただ、薬師岳を拠点に縦走を計画なさってる方は、縦走路の途中の小屋に、残雪状況をお問い合わせ下さい。
どうぞ、油断せず、安全で安心の登山を楽しんで下さい。
好天が続き、昨日、今日とヘリに寄る荷上げが滞りなく終了しました。
今回は大型のへりが起用され、モッコ二つを一気に運んで来る姿は頼もしい限りです。
モッコを解き、物資を小屋の中に運び入れ、それぞれの場所に収めるのが小屋で荷を受ける者達の仕事。
小屋の中は、クチャクチャ。何から手を付けて良いやら。
無事フライト終了を喜んだ矢先に大仕事が待っているんです。
しかしながら、この無事届いた物資の荷造りと、モッコ作りをして下さった、業者さん達やへりの整備士さんの御苦労は如何ばかりと察しております。
日陰の無いヘリポートでの作業は暑くて大変だったと思います。
そして、それを無事に運んで下さったパイロットさん。
皆さん、本当に有難うございました。
毎年思います。”初荷上げの日から本格的な山シーズンが始まったなぁ” って。
窓に顔をくっつけて、づ〜っと見惚れてました。
太っちょピューマ
すごい、この技術。ピタッ‼
今日一日、小屋のスタッフの会話
「いやー、飛んでいかったのー 」
「荷上げ終わって、いかったちゃ」
夕食後に、夕日と夕焼けと、ピンクの槍、穂で、カメララッシュでした。
ラッシュなんて、まるで超満員みたいに聞こえますが、違います。まばらのお客さんほぼ全員って意味です。
昨日の夜景につぎ、きれいな夕焼けでした。
槍、穂高連峰も、薄ピンクに焼け、お客さんは富山湾を見たり、槍を見たりと、せわしく向きを変える一コマでした。
どうしたものかと朝から気がもめるスッキリしない天気も、午後から次第に回復し、夜には見事な夜景が広がりました。
まさしく百万ドルの夜景です。
富山湾のカーブがスッキリ、はっきり。
「あれが氷見、七尾? じゃあ、あっちの方は、生地の灯台け?」
営業初日は、思い掛けず、夜にグランドビューのおもてなしが有りました。
一年振りに聞く食堂からのお客さん達の賑わう声。
心地いいものです。
たくさん来て頂き有難うございました。
おもてなしの、グランドビューin夜の部