18日、19日は秋の青空が広がりました。
こんな日を待ち望んでいたお客さんが、平日にもかかわらず、たくさん来て下さいました。
これで飛ばなかったらどうする・・ みたいな、延び延び延び延びのヘリ荷上げの今季最終便がありました。
ほっとしたと同時に、10月8日の小屋閉めを間近に控え、今さらこんないっぱいの食材、どうするんって思わないでもありません。
こうなれば、後はもう一人でも多くお客さんに来て頂き、食べて貰うしか有りません。
と言う事で、この先も天高く秋色の空が広がってくれる事を願って止みません。
紅葉は順調に進み、ナナカマドの実は真っ赤に、いわしょうぶの葉は、橙色に、チングルマ、ウラシマツツジは赤く、雷鳥のお腹は白に、それぞれが秋色、冬色に変わりつつ有ります。
朝晩の外気温: 3〜4度(さぶ〜) 日中10〜13度
小屋内気温: 15〜16度(あったか〜)
朝7時フライト
この勇姿が拝めるのも、今季最後
待ちに待ったヘリと待ちに待った休暇。片付け終わり、いざ出発!
疲れたけど、充実した一日でした。
良い天気が続きますように。
4時起き当番なのに、目覚ましを止めたばっかりに、30分遅刻したダメ女将です。
早朝の朝焼けを久しぶりに見ました。
日の出前の黒々とした山並みと、赤く染まり始めた天空が、ボーッとして目覚めの悪い頭を蘇らせてくれました。
なるほど、”早起きは三文の得” とは、よく言ったものです。
「コンナ カンジデ イイ?」
どんどん燃え上がる
早起き して行った甲斐が有りました。
とうとう連休の最終日となりました。
連休の賑わいも無く、静かな薬師岳でした。
今日の夕刻、少し前まで降っていた雨が突然止み、何日も目にしなかった槍の穂先が見え始め、夕陽に染まった峰々が姿を現してきました。
山の天気は、わかりませんね。
「悪天山行の最終日に、こんな素敵なご褒美が待っていたなんて、あー、来て良かった。」
めでたしめでたし(^_^)
慌てて外に出る人。ごはんを食べながら見てる人。
撮影の為、急いで薬師に登り始める人。
突然のご褒美に、皆さん大慌て。
小屋の中で賑やかな笑い声が響いたのは、何日ぶりでしょうか。晴れれば外のベンチでワイワイガヤガヤでしょうが、お察しの通り、雨の一日となり、お客さんは皆小屋ごもり状態となりました。
食堂、談話室、即席自炊場などから、賑やかな会話と笑い声が、小さい小屋内に響いてました。
悪天候予報でキャンセルが相次いだものの、雨風の中、登って来られた方々の頑張りに、敬服いたします。
ほとんどのお客さんは、”濡れたついで、薬師岳に登って来ます” って、薬師をピストン。またまた、 敬服。
毎日の悪天候を愚痴ってばかりいる自分が、何だか恥ずかしくなって来ました。
お客さんの笑顔と笑い声が私たちスタッフに力を与えてくれます。
みなさん、お越し頂き、有難うございました。
明日、少しでも雲の切れ間が有るといいですね。
何て言っていいやら。
「秋色になってます・・」は、ちと早いし、「連休は良い天気ですよ・・」でも無いし、でも来て欲しいし・・
自信持ってお誘いする言葉が思い付きません。
小屋主も登山者も待ちに待った連休は、期待していた晴れマークが付いていません。
雨上がりに広がる、色付き始めた山並みを、真っ青な秋晴れの下、一枚羽織りたくなる様な冷んやりとした風を感じながら、初秋の薬師岳登山を楽しんで欲しいと、切に願っております。
しかし、あまり無理も言えませんよね。
身体を冷やさない様に、羽織りもので調節しましょう。
暖かい飲み物の携帯をオススメ。
先月の水不足の時にタルチョを張り、2日後に水満タン。
今日は、新しくタルチョを張り替えて、晴れ乞い!
「どうか、晴れておくれ」
晴れ間を利用して登山道整備と修繕
お疲れ様。有難うね。
雨に晒され、待ち続ける下げ荷モッコ