「はい、わかりました。只今すぐにお持ち致します。」と言う、とても丁寧な言葉で応対しているのは、中年の男性社員でした。
お相手は、一人のおばぁさんで、場所は、デパートのファミリーレストランです。
昼食時間がだいぶずれているので、店内混み合ってはいませんでした。なのに、注文したメニューの出て来るのが遅いらしく、催促している様子です。
人間、お腹が空いてる時は苛立つものですが、おばぁさんは、静かに穏やかにその男性店員に要求なさっていました。
「あらぁ、ごめん。」とか、「すみませ~ん。」とか、「あれ、まだ来てないけ・・」とか、
軽い言葉掛けで対応するのも親しみを込めてるみたいでいいかも知れませんが、この男性が使った言葉は、本人は勿論、周りで聞いてても、とても気持ちの良い響きです。
きっと、おばぁさんは言おうか、どうしようか、迷いながらお腹すかしてこのタイミングを待っておられたのだと思います。
その時に、「はい、わかりました。只今すぐにお持ち致します。申し訳有りませんでした。」って、言ってもらった事に、どれだけ安堵した事か。ちと、大袈裟ですかね (^_^;)
ちなみに、おばぁさんと私の注文は同じで、”今日のおすすめ、特製ランチ”でした。美味しかったです
その日の教訓。
私も見習って、これからは出来るだけ綺麗な言葉を使う様にしましょ(^_^)v
まずは、家庭の中から、夫に対して、
「はい、わかりました。」って・・・ 無理! 無理!
春分の日を温かく迎え、綺麗な花とおはぎを仏壇にお供えしました。最近、ほっとけ様に成ってる償いの意味を込めての、わたくし的には大盤振る舞いです。(バチあたりめが!)
山関係の書類などを整理してると、中に混じって昔の懐かしい写真等がいっぱい出て来ます。
そこでしゃがみ込んでしまったらもうお仕舞い。整理所か、返って散らかしてしまう羽目に成りますよね。って、他の人まで一緒にしちゃダメですよね。でも、そう言う事、有りませんか・・
折しも知人から十年余り前の写真をメールで送って頂きました。
懐かしい写真でした。小屋閉め直前の、秋晴れの薬師岳を背景に、四人が写ってるものでした。
知人夫妻も、私も何と若い事。あと一人はよ~く見ると夫でした。
もともと写真嫌いなせいも有ってか、ホントいつも、顔写りは良くないのです。
”鬼瓦みたいな顔して、何か怒ってたん?・・”って聞きたい位です。
最近のデジカメは性能が良くなり、被写体が笑った瞬間を捉えて自動でシャッターが切れるとか・・ すばらしい!
でも、こんなカメラだと、これから、夫と一緒に撮る人は、半永久的にシャッターが下りない巻き添えを、食ってしまうでしょう。だって、笑わないんですもの。
春の薬師岳と全日空機
最近ブログに写真添付が無いのを見かねて、写真の趣味の域を超えた知人からの差し入れです。
有難う御座いました。持ってるじゃなくて、待ってる女将(^’^)
今月から、待つ楽しみが二個ばかし増えました。
一つは、趣味の本の定期購読で、もう一つは、コーヒー豆の定期コースです。
今までにも、定期コースは健康食品のサプリメントで利用していました。定期的に手元に届くので、安心していられます。
趣味の本のコースは季刊誌なので、どちらかと言えば、今回特に期待しているコースは、東京の老舗喫茶店のコーヒー豆です。
ブラジルを拠点として、中南米産の品質の優れた新鮮な豆を自家焙煎して、新鮮な内に送ってくれる定期コースなんです。
月変わりコーヒーも有って、色んな味が楽しめそうです。
美味しい物を待つ楽しみと、味わう楽しみ、このダブルの楽しみがたまりません !(^^)!
今月のコーヒーは何だろ、何処の国の豆だろ、苦みか酸味か、フルーティか、なんて、分かりもしないくせに一応、色んな事を想像しながら待ってる私と夫です。
一つ困った事に、定期は定期でも、貯金の方の定期には、一向に気が乗らない浪費家夫婦の婦でした。反省・・(*^^)v
暖かな一日、例の病院ボランティア終了後、院内に有るカフェからのウオッチングです。
ちょうど正面が、病院玄関の車寄せに成っており、障害者用に広い乗降車スペースが取られています。
コーヒーを飲んでた時間帯が送迎時間帯でも有り、引っ切り無しに乗り降りが行われていました。
杖のみで大丈夫な人、車椅子が必要な人、はたまた、介護用の車で、ストレッチャーを使用してる人・・ いろんな人達が出入りしています。
お茶しながらの風景の中で、もし自分だったらどうしてるだろうと、思った場面が有りました。
障害者の家族を、車椅子から車に乗せる時の手助けです。
うちの義母の場合は、思う様に足が動かないので、車椅子への移動は、文字通りの手取り足取りで移動させます。腕の力で、本人自身、身体を支えてくれるので、まだ助かります。
私が見たのは、うちの義母と良く似た障害のおばあさんを、たぶん、息子さんだと思われる人が、自家用車に乗せるのに、せいぜい車椅子をぎりぎり寄せるだけで、おばあさんに全く手を貸さないんです。
やっとやっとの動作で、時間はかかり、本人も大変苦労してる様子。
それでも、手を貸さず、ただじっと傍に立ってるだけです。
御本人のリハビリの為と思ってらっしゃるんでしょうかね。
おばぁさん本人は、半日仕事の病院診察がやっと終わりホッとしてるだろうに。手を持ったり、身体を支えたりして、早く乗せて上げたらいいのに・・ と余計な事を考えていました。
もし、私だったら、早くスムーズに車に乗せて、お家に帰って、あるいは、外で美味しいランチでも・・ と言う事になるでしょう。
そう言えば、あの時の息子さんらしい人は、楽しくなさそうな顔で、おばぁさんの方は、気兼ねの塊りって顔でした。
そんなんじゃ、治る病気も治らないと思うけど (-“-)
久し振りに会った山関係同士の会話の一部。
去年を振り返って、お互い同情し合いながらの過酷な山暮らしの会話かと思いきや、何の苦も無い恵まれた環境での優雅な山生活報告の一部始終でした。
ああ、何と羨ましい。
”でも、あんな山のてっぺんで、何の苦労も無いなんて、ある訳無いっしょ”と思い、
これだけは全てに共通の難関問題、晴天続きの水不足。天水は勿論、水源地迄もが涸れた昨年の夏、”何が何でもこれには参ったでしょ!”と、振って見ても、やはり、全く問題無し。
兎に角、”大変だったね”とか ”あれには、参ったよ”とか ”いやぁ、まだまだ・・” などの悲観的な言葉が一切出て来ません。ましてや、”お陰様で”とか、”とんでもない”とかの謙遜のそぶりも有りませんでした。
意外と本人が気付いて無いだけで、周りの人達には、色んな問題や苦痛が、もしかしたら有ったのでは無いかなと、恨めしさの中で思った次第でした。
まだ始まってもいないのに、悔いの無いシーズンの終わりを望んでる、自信の無い女将です。
※小屋を手伝って下さる方を募集しております。
7月~9月の期間中です。
電話での連絡 :076-451-9222 薬師岳山荘 堀井よし子
今年も御協力の程をお願い致します。
唯一自慢出来る事が有りました。
それは、見晴し抜群の小屋っちゅう事です。えっへん! (*^^)v