薬師岳山荘は、昨日6月3日朝、快晴の下、八か月振りに小屋を開けました。
小屋の周りの雪は昨年より少なく、玄関前の残雪処理もスムーズに運び、午前9時前には、スタッフ全員無事小屋入り出来ました。
残雪は少ないと思いましたが、小屋の中の湿気が前年より異常に多く、厳冬期には大雪だった事が伺えます。
一日明けた今日も、風は無く、晴れの暖かい日に成り、外仕事や、布団干し、外壁塗装、各部屋の風通しなど、仕事がはかどりそうです。今年も手伝いに来て下さった皆さんに、心より感謝しています。
今日から、薬師岳山荘現地より、山の情報を、生々しくお伝え出来る事を嬉しく思います。
殆ど薬師岳周辺の情報と成りますが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸せです。
今シーズンも又、どうぞ宜しく、このブログを御支援下さい。
薬師岳山荘女将・堀井よし子
薬師に映える小屋。別名、薬師に禿げる小屋… (-“-)
無事に建っていただけでも有り難く思わねば・・(^_^)
外仕事、一服。気持ち良さそう (^’^)
片付いた食堂で、美味しいお酒を酌み交わし、慌ただしい薬師の一日の疲れを労う。
お陰様で、畳も敷いて、乾いた布団を敷いて、気持ち良く寝る事が出来ました。
皆さん有難う御座いました。
2013年 6月8日(土)は、待ちに待った、”北アルプス薬師岳”の夏山開きです。
満水の湖面を輝かせてる有峰湖を眼下に望み、ゆったりした大きな山容を眺めながら、自分の持ってる力を信じ、そしてその力を出し切り、一歩一歩高度を上げて来た最終目的地には、素晴らしい眺望が待っています。
「あら~、槍が、穂高が・・」「あれっ、あそこに、白山が・・」「ぐるっと見渡して百名山が四つも目の前に・・」などなど、展望の素晴らしさに魅了される事間違い無し!(晴れていればです)
※ 残雪の多いこの時期は、少なくとも軽アイゼンが必要です。又、 雪目に成らない様にサングラスなどで目を保護する事も大事!
※ 天気次第では、冬に逆戻りする位寒くなります。山行中は、
脱ぎ着を小まめにやり、くれぐれも身体を冷やさない様に心がけ ましょう。
この時期ならではの、紺碧に輝く空と、何処までも真っ白な残雪のコントラストを、静かな山域の中で、思う存分味わってみては如何ですか。
薬師岳開山祭に合わせて、薬師岳山荘は営業致しております。
又、山開き登頂記念の振る舞い酒を準備して、お待ちしています。
6月初旬の薬師岳の様子
小屋直前の雪の壁
アイゼンを持ってると安心です。特に下りの時など・・
折立から太郎までは比較的残雪は少な目ですが、その後は、オール残雪のきつい登りが続きます。
絶景が待ってる、美味しい酒が待ってる(?)
あの稜線まで、あとひと踏ん張り!
”稜線を抜ける風は気持ちいい・・” なんて言ってられません。
だって、とっても寒いんですもの!
良い天気に恵まれる様に、祈るばかりです。
”わかば” と ”もみじ” は車に付ける初心者と高齢者の為の安全マークです。
この四月、年度初めと言う事も有ってか、先の二つのマークを車に貼って運転してる人が多いです。
ついつい避けてしまいがちの私でごめんなさい(-_-;)
が、今日、私の前を走っていたモミジを付けた初老の方の運転する車は、惚れ惚れする位の鮮やかな運転裁きで、カッコよく走り去って行きました。
偏見はいけませんね。私も近い将来モミジ運転者に成るんですから。他人事とは言えません。
それにしても、今日のおじさん、凄かった。
”モミジ者を侮るで無いぞ!” と言わんばかりのお見事な走りでした。恐れ入りました。
あれ、そう言えば、今年古希を迎える夫宛に、それこそ、モミジマークが郵送されて来ましたっけ。しかし夫は、
「俺はこんなもん、絶対付けんぞ!」って、とても不満顔でした。
分かる気もします(^.^)
ワカバの初心者もモミジの中高年者も、心置きなく登山を楽しめるのは、モチのロン北アルプス、薬師岳(2926m)ですよ (*^^)v
山頂まで40~50分の利点を生かし、朝食前に御来光登山が出来ます。
外のベンチ? 中のカウンター? 貴方はどっち派?
お好きな場所でお茶タイム 。
どのお部屋からもこれが見れるんです。
そして、一押しなのがこの絶景 (^_^)v
いっぱい自慢こきましたが、全て晴れたらなんです。
あしからず・・(^_^;) ♪晴れたらイイネ♪
自称、晴れ女 薬師岳山荘 女将
GWの前半、一泊で立山に行って来ました。
悪天候の為通行止めに成っていた立山高原バスも運行を再開し、足止めを食っていた観光客を臨時便でどんどん送り出してました。
立山駅でのケーブルカーの順番待ちは、およそ1時間と言われ、がっくり来ましたが、何と、運行再開の昨日は、待ち時間が4~5時間だったんですって(>_<)
そんな訳で、一時間待ちの今日は、”待つ” の中に入らないそうです。
”有難く思ってよ・・ ” と言わんばかりに、一時間10分待ちの切符を手渡され、有り難くお金を払って来ました。でも、
”きっぷ売りの人、そんな偉そうにしなくてもいいんじゃない?”
って、ちょっと思いました。
立山で春山の醍醐味を味わって帰って来たその日に、身内の悲しい別れが有りました。
雄山をバックに、ツーショット
撮る人も、撮られる人も、♪寒さこらえて立ってます~♪
弘法から薬師岳を望む(車中にて)
GW、せめてもの思い出に成りました。
薬師岳が好きだった母に、合掌。