お待たせ致しました。薬師岳山荘は、昨日6月27日(木)に、開山祭以来、再度小屋を開け、今シーズンの本営業を開始致しました。
【折立登山口からの登山道状況】
折立~三角点・・・残雪無し
三角点~太郎平小屋・・・五光岩付近及び太郎小屋手前に残雪有り
薬師峠~薬師平・・・残雪多し(急登の為、アイゼン装着が安
心) 薬師平のケルンが出てます。
薬師平~山荘手前の稜線・・・ほとんど雪渓上を歩く。上部は夏道、可。
アイゼンが効きました
薬師峠を登り切ったら・・ ロープを辿って、ケルンの在る薬師平へ。
すっかり融けて、ケルンの姿有り。
この日最後の御褒美が、このきれいな夕日
雪渓がまだ多く残っています。
特に薬師峠の急登の残雪は、つま先でしっかりステップを切って、登りましょう。
アイゼンをお持ちの方は、装着をお勧めします。
日中は雪質が柔らかくなっていて、所どころ抜けたりします。
かかとで、蹴りを入れたりして、安全を確かめながら踏み込みましょう。
雪渓を、喘ぎながら登り詰めた所に、必ず絶景が待っています。
今年の山開きで意外と人気の有った商品が「薬師岳」の酒です。
重いビンにもかかわらず、お土産として買い求めるお客さんの姿が、ちらほら見受けられました。
酒が飲めなくて、酒の味も分からない私が言うのも、大変おこがましいのですが、小屋のオリジナル酒、「薬師岳」が今年は特に美味しい。
先だって行われた薬師岳開山祭初日、当山荘での夕御飯に、振る舞い酒でお客さんを、おもてなし致しました。
これが、何を隠そう、私の夫がオフシーズンに働いていた酒蔵で作られたもので、金賞に選ばれた美味しいお酒です。
男性ばかりでは無く、女性の方にも人気で、冷やしてワイン感覚で、気楽にお飲み頂いてました。
高山高所のため、疲れた体には平地より早く酔いが回ります。
量を加減して、登頂記念の祝杯を、どうぞこの美味しいお酒で山友達みんなと、「乾杯!」 なんてどうでしょうか (^_^)v
気に成る方、どうぞ一度、御賞味下さい。
(酒も飲めない癖に、宣伝してスミマセン)
営業報道部遠慮がち主任兼、女将
小屋を開けた際に判明するのが、前年度の小屋閉め作業が、成功か失敗かです。
今年の小屋開けで一番ショックだったのは、厨房勝手口の外サッシを閉め忘れた為、防雪枠と、内窓サッシを突き破り、勝手口付近に氷山の塊りがドーンと居座っていた事でした。
昨年の小屋閉め失敗第一号です (>_<)
失敗は、後にも先にも無く、この一号が、大失敗の大元締めと成り、厨房内の除雪から、乾燥まで丸三日も掛かりました。
小屋を開けてから、晴天の日が続いた事が、せめてもの救いでした。
小屋内の除雪何てやった事無いっちゃ!
ちょっとした油断が、こんな大ごとに成るんです、山は。
毎年、はげてるし・・
と言う事で、手分けして、きれいな姿に戻しましょう。
では、ここは・・?
おかげさまで、三日目には見違えるくらい綺麗に成って・・
順調に行った陰には、お陰様の陰がいっぱい潜んでいたんです。
皆さんのお力添えを無駄にする事無く、今期も奮起で、頑張ります。
有難う御座いました。
小屋を仮閉めして下山する途中に、いろんな、発見が有りました。
まず、薬師平のケルンの頭です。先日まで埋もれていたケルンですが、少しづつ雪が解け始め、薬師平の中央辺りに”ツクン”と小さいとんがり帽子みたいな石が出ていました。
槍の穂先とケルンの頭。尖ってる方は、” さぁ、DOCH ”
と言う事は、この下にまだ2メートル以上、雪が積もってるっちゅう事?
ステップが切って有り、歩き安いです。急登には違い有りませんが・・(^_^;)
アイゼンを装着した方が、安心ですね。
雪渓が残っている間は、このルートです。
雪渓を歩くのは、得て、不得手があります。
私は、後者の不得手の方です。上りはすぐバテるし、下りは、滑ってすぐ転ぶし・・
やっぱり、岩や石をしっかり掴み、踏ん張りを効かせて一歩づつ登リ切る夏道が好きです。
♪なぁーつよ来い、はーやく来い!♪ って、まだ梅雨にも入って無いのに、気の早い (*^^)v
それにしても、雨が降りません。梅雨入りもしてません。どうなってるん?
開山祭後、薬師岳山荘は仮閉めして来ました。
今月下旬の6月27日(木)より、本営業致します。
お問い合わせは、下記の所までお願い致します。
℡ 090-8263-2523(小屋直通)
℡ 076-451-9222
(自宅の電話は、シーズン中は小屋に転送しています)
※ シーズン中のファックスは受信できません。