10月6日の営業終了と小屋閉めまであと1カ月を切りました。
この期に及んでなんですが、薬師岳山荘からのお願いです。
①ウチの小屋は、まるっきりの天水小屋です。水場は有りません。生水の提供は有りません。飲料水はミネラルウォーター(ペットボトル500ml)を買って頂いてます。
“えっ、水無いのぉ?”
“顔、洗えない‼︎”
“えっ、水買うぅ?”
など、今更ながら、言われる事が有ります。
下調べして来て欲しいです😮💨
太郎平方面から上がる方達は、太郎小屋orキャンプ場で飲み水を補給される事をおすすめします。
稜線に建つ薬師岳山荘は天水が命です。
どうぞ深くご理解下さいますようお願い致します。
②トイレ使用のお願いです。
薬師岳山荘のトイレは公衆トイレではありません。
個人の小屋の中に有るトイレです。
外来からのトイレ使用に関しては、有料でお貸ししております。が、外来の使用客が、ウチのお客さんより多い事が多々有ります。
外来でトイレを借りる時は、小屋のスタッフに、必ず声を掛けてから入って下さい。
スタッフの知らない間に入って、用を足している人がたくさんおられます。
声掛けしてから小屋に入って来るのが常識と思っています。お金を払えばイイってもんじゃありません。
また、ツァーの団体さん達は、ここが、ちょうど休憩ポイントになります。
「トイレ休憩でーす」なんて、言わないでほしいです。
何度も言いますが、”ウチは公衆トイレではありません”
いつもキレイな状態を保つごとく、トイレの清掃、維持、管理している、一個人の小屋の事情をご理解下さい。
小屋閉めを10月初旬に控えて、今季のお客さんの気になる目立った言動です。
全て小屋目線で言わせて貰いましたが、お客さん達にはたくさんのご不自由をお掛けしている事も事実です。
申し訳無いと思う事もいっぱいあります。
良くなるよう努力しております。
厳しい環境での山小屋維持を、どうぞ御理解下さるよう、切にお願い致します。
薬師岳山荘 女将
①、②同感です。
山岳雑誌の編集者には、こういうようなことをもっと啓発してほしいと思いますし、ツアーコンダクターはしっかりと申し伝えてほしいですね。
しかし、こんなことを言わなきゃいけないなんて、何とも情けない。
山行は快適だけじゃないことを知ってほしい。