シャルルもシャポードも、どちらも薔薇の名前です。
発音が何となくフランスっぽいと感じられるでしょうが、その通りフランス発の名花です。
シャルルマルランは真紅の一本咲き(HT)の薔薇です。
シャポードナポレオンは、その名の通りナポレオンのシャッポ(帽子)と言って、蕾がナポレオンがかぶっていた帽子の形に似ている所から、この名が付きました。
桃色の薄い花びらを50~60枚以上付けて咲く、ツル性の典型的なオールドローズです。
この二本の大苗を先日園芸店で求めて来ました。
どちらも欲しかったバラですが、特にシャルルマルランは訳有りでして、
むか~し むかし、我が夫が若かりし頃、花の名前など興味が無く、知ってる花は、タンポポ、チューリップ、菊、ぐらいなものでした。そんな折、一輪の真っ赤な薔薇に出会い、感激して覚えたと言うその名前が、”シャルルマルラン”だったそうな。
”そんな薔薇なんかホントに有るんかいな・・”
と、自称、薔薇通のわたくしは半信半疑でいい加減に聞いてましたが、それがなんと、先の園芸店の軒先にシャルルマルランの大苗の鉢が売りに出ているでは有りませんか。偶然な巡り会わせ。これを買わずに何とする。
夫が今でもしっかりと覚えていた”シャルルマルラン”を大切に育て、その真紅の花を咲かせたいです。
フランスのシャルルとシャポードのちょっとした薔薇エピソードでした。
あっ、そう言えば、その園芸店でも、支払い時に、
「60歳以上の方のサービスポイントカードをお作りしますね」だってさ(-_-;)
”何で、わたくしが60歳以上って分かるん?・・”
フランスのオシャレなバラを2鉢も買ったんだから、お世辞でも、
「マドモアゼル?オア、マダム?」ってな具合にさ・・(*^^)v
言って欲しかったす!
マスターとの美しいお話し、ごちそうさまです。しかし、昭和のmademoiselleは「60歳以上」にこだわりますね~。
バラは花の中の女王だと思っていますが、育てるのが大変なのでもっぱら鑑賞だけにとどめています。
そういえば、有沢のKナーセリの社長とは40年来のつきあいですが、バラのレクチャーを受けたことがないなあ。
六弦山人(宮本満)様
大好きなバラの咲き乱れるこの時期に平地に居るなんて、今までにない事です。
庭の手入れも充分目が行き届き、満開のバラを愛でる事が出来ると思っていたのに、甘い考えでした。
虫やら病気やら、春先の寒さやらで、まばらのバラを愛でる羽目に。
思い通りに行かないものです。トホホです。
薬師岳山荘・昭和のmademoiselle