昨日の夕刻辺りから断続的に雨が降り始め、水タンクが一気に溢れました。
待ちに待った一雨だったので小屋主としては有り難い恵みの雨でした。
が、登山者に取っては最悪の雨空です。
雨の日の物音は、”ガサコソ、バリバリ‥”など、ザックの奥から雨具(カッパ)を取り出し、着用する音が小屋の中に響きます。
言うに及ばず、みなさん口数も少なに、ただ黙々と、久し振りのカッパをバリバリと着用するのみ。
良い様に考えれば、カッパの効力の点検にも成るので、この機会にしっかり着込んで、防水の効き具合や、破れ、ほつれなどのチェックをするのも良いかもしれませんよ。
余談に成りますが、小屋主から見てて、山の服装は、出来るだけ派手な色が良いと思います。
岩の色か、山肌の色か見分けが付かない様な地味なシックな色は、何かアクシデントが起こった場合、登山者を見つけにくいと思います。
特に中高年の方々は、歳相応にと、地味な色目を選ばず、山歩きはド派手な色で、心も身体も若返ったつもりで楽しく歩きましょう。
何の遠慮が要りましょう。ドーンと派手に行きましょう!(^^)!
気温;13度 一日通して雨、小雨、霧雨 微風
視界50m程
明日から回復。その後ずっと晴れマーク☀
登山者にとっては、厳しい雨でも、山小屋にとっては水瓶をためるための命の雨ですね。
先日の登山中、雲の平山荘や水晶小屋も天水に頼っていると伺いました。
町にいて水が使えるのが当たり前という生活になれていると、いざ山を訪れたときは軽いカルチャーショックを受けたりします。
水は貴重なのですね。
森 裕記 様
そうなんです。
勝手なもので、”タンク満タン、もう止んで”と願ってるのに、今日の様に林道が止まるほどの豪雨に成ると、いくら命の雨水と言っても、ちと憎らしくなります。
自由に調節出来ないのが自然の生業ですね。
上手に付き合っていくしか有りません。
薬師岳山荘・堀井よし子