折立から登り始め、薬師岳山荘までの道のりで、気付いた事を書いて見ます。
折立から三角点までは殆ど雪は有りません。
三角点から石段の上り口までは、所々残雪が有ります。が、アイゼンを付けるまでには至りません。
石段から五光岩を経て、太郎平小屋直前の雪田以外、全くありません。
太郎小屋から薬師峠のキャンプ場までは、夏道の木道オンリーで歩けます。
薬師峠から薬師平までは、例年の如くベタッと雪です。
小屋のスタッフが切ったスッテップは、雪が解けると同時に消えて行ってます。
所々雪の抜ける箇所がありますので、踵や、つま先で、蹴りを入れながら、雪の厚さを確認して安全に登り切ってください。
アイゼンを装着して直登する手も有ります。
薬師平到着直前の、急な斜面には、トラ縄を下げて来ました。
上りや、下りの際に利用して下さい。
薬師平からはベッタリ雪田です。
稜線手前で、夏道が暫く出ています。
稜線に登り切ったら、山荘どころか、山頂までもが雪無し完全夏道です。
いやぁー、こんなにも雪が無い山開きは、ホント、珍しいです。
それでも有る所には有るので、油断せず気を引き締めて一歩一歩確実に歩いて下さい。
折立から薬師岳山荘までの道のりは長く、コースタイムはおよそ七時間。
長くて辛い山行に成るかも知れませんが、道中、心身ともに癒される事がきっと有るでしょう。
立山、剱、有峰湖・・・を遠望し、木道の際にはチングルマが咲き乱れ、ビューポイントには気の利いたベンチのセッティング。
長い距離だからこそ、色んな事が長く楽しめる薬師岳登山です。
2015・6・14 午後12時頃
急斜面に取り付けてきたトラ縄
太郎小屋までの気持ちの良い木道。おっとっと、よそ見は禁物!
ピンクのチングルマがないかしら?
この他に、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、ミネズオウ、タムシバ、ムシカリ、イワウチワ、イチリンソウ、ヤマツツジ・・・
新緑の中に彩を添えて可憐な花がいっぱい咲いていました。
薬師の様子 風景が手に取る様 目の前に走馬灯の用に現れます。
薬師岳に いま一度登り素晴らしい景色を堪能し 女将さんの元気な姿を見たいとは思うのですが!28日名古屋港からフェリーで北の国へ。
そのうち薬師にも行きたいと・・・・その時は宿をお願いします。
有峰林道に熊は元気かな??。
しまだ かんじ 様
日本全国所狭しと旅行行脚を続けていらっしゃる、しまださんが羨ましいです。
林道の茂みの中できっと熊も元気にしている事でしょう。
又薬師を思い出したら、来て下さい。
お待ちしております。
薬師岳山荘女将・堀井よし子